2009年11月29日

あたためられた禍根の第一変換から

あたためられた禍根の第一変換から、突然の閉鎖までは説明の必要もなく、舵は取られて三角鳥を記録する。訊ねてわかる向かい合う出口の真ん中のスポンジ地球儀には、こうもり傘の自転車がよろめいてもいたし、禁句はそのままに薄氷の本棚に仕舞われている。だからこそ、宴の前の当惑は最後のフォークにベルトコンベアされていたのだと思う。追いかけて、うずくまるよりも、下敷きになった椰子の実の半月板にさえ、そっと届けられた暗闇のリンネルがよく似合っていたし、リービヒの計算にはニンジンもおぼつかない。そうして自らの欠落をあざ笑うよりも、窓は斜めに錆びている。
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2009年11月28日

低きに流れる凡庸さに

低きに流れる凡庸さに、ゴム印はやわらかすぎると割り箸で○を描いていたのは路地裏の緑虫。その悲哀は物干し竿にしまっておくしかないと、言葉の前衛は担架に運ばれてマイクの前に立ちました。子音は飛び散って何も見えなくなってしまったけれど、転がったままのバクーニンは今でもプラハのお城に寄り添いながら、昨日の再建を夢見ている。果ては誰も知らないようで一つだけは憶えられてもいる。バラライカはとうに太鼓に変わってしまったけれど、中空の「モフキエ‘」は構成主義の風車のように、「いい色して」回っているねえ。
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2009年11月27日

跡付けられた精査が丹念に覆されてもいて

跡付けられた精査が丹念に覆されてもいて、稚拙な計算機の物資供給は期待される隋道のエンジン。早々に句読点は付けられないと、炉の周りをおそるおそるの上書きの偶然が息を切らしてもいたし、4センチばかりとはいえ、濃密さはフィルムの顔を傷つける。こぼれては転がる下への下降は清潔な鉄棒と共に、やがて、背後のスクリーンに映しだされることもある。散逸を恐れるまでもなく、仕舞いこまれた想念ははじめからなかった往還のそばを、その日の未来を振り落とすことさえあるのだから、「メダカをなめてはいけない」と歯を食いしばっていたのがなつかしいといったのはfの隣人。
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2009年11月26日

油まみれの鳥籠のいないパステルだったにしても

油まみれの鳥籠のいないパステルだったにしても、琥珀の言葉の繋ぎには人を思いやる鉄条網があったはずだ。ゆるかな坂を抜け、俯瞰する古都の尖塔を開かれた塗り壁の秒読みへの憧れだとするならば、巻き取られたしぐさは門番の本懐かもしれないではないか。制限を制限として受け入れていることへの免罪は許されないとはいうものの、その先の沈黙はより罪深く、傍観者としての屈折を理解することはできない。流されて、汚濁をさまようプテラノドンのくびきには、開かれた脱走があったにしても、開かれていることの意味があるからこそ開かれてもいることを誰もが知っている。
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2009年11月25日

佶屈はゆるやかな失語に包まれて

佶屈はゆるやかな失語に包まれて、走る差異はいつのまにかの鮫が泳ぐ。排出されて、再処理は循環するネジ型式の警報をも意に介すことはない。とはいえ、隠された日付窓の下にはよくあるヴィオラダガンバの空洞が煙幕を追いかけてもいて、目次の多さに驚いていたのは看板。青い短針は後ろ向きの前輪につながれたままの花束を拒否していたし、もうすぐ銀行の賽の目に心躍らせてもいたのだ。ジャイロは綱渡りの駅前を立ち止まらせてもいたし、あの日の大きさはコースから外れたまま名もない川に沈んでしまった。だからというわけではないが、忘れられた鍵は扉の線状に差し込まれたままなのだ。
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2009年11月24日

とげの生えたヘロドトスの提題に

とげの生えたヘロドトスの提題に、リングの外にいたのは黙読の御者。滑車は非文字式の古語に打たれた鈴の音を押し殺しながら、円環の周辺を探している。定型句はあざやかに論理の隙間をすり抜けて、一度は重ねられて、忘却という疑問符に疑いを投げかけてもいる。投擲は届かなかったとしても、ハノイへの自分自身への過剰は重たすぎて海へ落ちてしまったけれど、の缶の位相にはもともとかなうはずもなかった。さらに海はハサミ色に割られて痛々しくもあったが、言葉の信頼性への誤読への期待は評価されることもなく、冷えた回廊の端っこを細々と匍匐するしかないのかもしれなかった。
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2009年11月23日

遺制的論理の停滞する理由の

遺制的論理の停滞する理由の、その果てのたどり着けなかったボール紙の匂いと共に、知ることは詩声。メルツは胴間声を細かく折りたたんで、飛躍をもとめられることへの禁忌を謳いあげる。変換された連符のモノローグは地上の未定形をさまようこともあるが、時として、その身体の息苦しさに溺れることもあった。塀はすぐそこにあって、向こう側の嬌声を映すことはないが、その意味も気づかずにお手玉に明け暮れていたのはクルト・シュビッタース。今思えばあっという間の距離でしかなかったけれど、錆びたネオンは記憶にはさまれて、だからこそ句読点の定めを反芻することもできるのだ。
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2009年11月22日

いつかはノニルフェノール

1
いつかはノニルフェノール
閉じれば
締め出された真空の
外延的発展と
光の乗数プロセスは容赦なく
君に届いた
青白いダンスと
家の形をした木の貯金箱
ひそやかな
寝顔にも震える
振動する回転
かつては穴の開いたアナラポス

Когда-нибудь Nonylphenol
Если он закрыет
И Вакуумный
развитие обьёма понятия,
выставленный
процесс множителя света не давать пощады
вам, доставленным
и синеватый танец
деревянная копирка в виде дом
на тихом лице спящем, дрожащем
оборот, вибрирующий
ранише
анарапос с прорехой

音遊戯帖第51集音楽

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2009年11月21日

重ねられた夜に

重ねられた夜に
希望は一掃されて
不測の旋律雨
石の天秤
投げ出されて黙する洪水と
落された
破壊の果実には
いつしか印された
Мой Понедельник
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2009年11月20日

斜めの個展

斜めの個展
甘いエンピツの
紫の香り
空白は政治の季節
であったとしても
傷に残る雨の歩行
ねじれたハリケーンからは
浮かび上がる終末
いつかは同じとしても
同じまでの遠い時刻
転がる葡萄を拾いながら
研がれた爪痕には
鉄路の羅針盤
調律は未来に果たされて
寸断された
眠るメタンの不遜な笑い
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2009年11月18日

失われることの石伝え

失われることの石伝え
透明な煙の箱舟に消えて
見守られた人々の
青いうなじの影と
倫理は化石の露と色
運ばれて
本には
選ぶことの困難に
遮られ
プロペラはマイクの外で
文字色の積み木
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2009年11月17日

機能の事実は

機能の事実は
回転する失意に欠いて
保存された海路の香り際
透き通るフェルマータの
給水装置
滴は白い夜に乾いて
博物館は霧の道案内
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